沖田式と呼ばれる様々な工法

ネック折れ

 様々な木工の破損の中でも、ネック折れはそれを直さなければギターとして、使えないという重要な修理のひとつです。

強度と美しさと、出来上がりの自然さを求めて、40年!沖田式と呼んでいる修理方法を編み出してきました。

レスポールをはじめとして、1500本以上のネック折れを修理してきましたが、精密な木工技術と、どんな色合いでも再現できる高い塗装技術が、前提となる方法です。

直した後も「安心して使える」「どこが折れていたかわからない」等、お客様からの声をいただいています。

出来上がりの前と後で、違和感のない状態が、木工修理では大切な事です。

折れ方は様々ですが、程度によって補強の仕方を変えていきます。ヘッドが取れてしまったり、ロットがむき出しになってしまったり、折れと同時に、割れがネックの中央まで広がっていたりと、重症なものもたくさんありますが、状況に応じて、最善の接着、補強、塗装等をしていきます。

右の写真のケースをご参照ください。

角度調整

 永年の弦の張力によってネックの角度が起きてしまう現象は多くのギターで見受けられます。Saddleの出具合いやtopからの距離などギターを最高の状態で鳴らすにはネック角度の調整が必要です。
ほとんどがジョイント部の接合(アリ)のゆるみから来るので、ピッチの問題もあり、resetするのが理想的です。しかし程度や予算の関係もあるので、次善的な方法として沖田式ネック角度調整をお勧めしています。resetしないで適度な角度を維持する方法です。
ネック角度が適切かどうかの簡単な見方をご紹介しておきます。
ネックをnut方向から見てfretの面の延長線が1e側で言うとbridge-baseのsaddleの付け根に来ていればだいたいOKです。
12fretでの弦高が1e側で2.0とした時saddleの出具合いが3.0〜3.5ミリ程になっていればOKです。

 
 
 
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その他の木工

割れ

色々な割れに応じて、接着の方法を変えていきます。
接着は、割れ口がきれいに閉じる事が最善です。接着後、面出し加工を行いますが、なるべく、段差が出来ない様にします。研磨等で、面出しをして、必要なら塗装をします。
また、アコースティックギターなどでは、可能ならば、割れた裏面に割れ止めを打ちます。きれいな接着ほど、段差がなく割れ口のひきも少ないはずです。